子育てをしていると、頭を悩ませるのは、子どもの習い事。
今回、習い事の定番、公文について色々書きます。
公文とそろばんとどちらを子どもに習わせようか考えますよね。そろばん公文の比較記事の一部です。
Contents
公文ってなに?!
子どもの習い事として非常にポピュラーな公文。
塾とは違って、子ども自身がプリントを解いて、先生に添削してもらうことを主体にしています。
そして、自分のレベルに合った勉強ができるのが特徴で、進む速度も最初の教材も子どもによって異なります。
週2回は公文に通う必要があります。
家では宿題のプリントを行う必要があるので、ほぼ毎日公文のプリントを解く必要があります。
教科とかかる費用は?
現在、公文では、「算数・数学」、「英語」、「国語」の3教科を学習することができます。
費用は1教科あたりになります。
1教科7,150円/月! ※
その他の地域は、幼児と小学生が7,150円、中学生が8,250円、高校生以上が9,350円です。
3教科フルに学習すると
もし算数、英語、国語の3教科をフルに公文で学習しようとすると、東京都神奈川以外の地域で、7,150 × 3 =21,450。
2万円強!!の費用が月々かかります。
2教科だと
「英語は英会話教室に行っているから、国語と算数の2教科で。」と言う場合は、7,150×2=14,300円が月々にかかる費用になります。
これを安いと思うか、高いと思うかはご家庭の懐次第でしょう。
公文の由来
公文は、人の名字です。
高校の数学の先生だった公文さんが、
「自分の子どもが高校の数学が解けるようになるには。」
を考えて、自己学習ができるように作った教材が公文の教材のベースだそうです。
現在公文は、「株式会社日本公文教育研究会」と言う株式会社で、学習塾をフランチャイズ展開しています。
(たまに「公文の先生をしませんか?」というネット広告を見かけます。)
公文についての口コミ、賛否は?
我が子に公文をさせようかなーと思って、何となくネットで公文について調べてみました。
「あー、アフィリエイターが頑張っていますねー。」(遠い目)
公文について書いているサイトさんの種類は、
- スマイルゼミとかタブレット教材を販売したいアフィリエイトサイト
- 公文についての口コミをまとめたりしたサイト
の2つに大まかに分かれています。
公文について調べる際は、アフィサイトに気をつけてください。(このサイトもアフィリエイトサイトですが、ガツガツする気はなし。)
公文口コミ:メリット
- 計算力がつく
- 学習の習慣がつく
- 子どもの学力に合わせて進めることができる
公文口コミ:デメリット
- 応用がきかない?
- 体積など小4以上に上ると対応しきれない?(計算だけしかできない?)
などなど、信ぴょう性があるのかないのか、定かではない情報がたくさんありました。
公文をやっていた私の感想など
昔、私も公文の英語をやっていました。
中一の夏時点でアルファベットが全部言えないアホの子だったので仕方ありません。そりゃ英語の成績が「2」とかになりますよ。(今は日常会話くらいならOK)
公文が良かったところ、メリット
公文が良いところは、自分のレベルに合った勉強を自分のペースでできることです。私が中一で普通の塾に行っていたら、英語の成績は「2」から上がらなかったかもしれません。
なぜなら、アルファベットを全部覚えていなかったので、覚えている前提で話を進められても何もわからないからです。(原因は、アルファベット学習が小学校で始まったころ体調不良で休んでいたらわからなくなって放置しまくっていたから)
アルファベットすら覚えていない私のレベルは、中一だったのに、「A」とか「s」とかを線が引かれているところに書きましょう、レベルでのスタート。
自分のできていないレベルから開始できるのが公文の良いところです。
中学1年生がアルファベットを覚えましょうから始めるなんて、今の時代だと考えられないことかと思います。(当時でも相当だと思うけど)塾だとこんな基礎から教えるとか対応してくれるのでしょうか。
本人のやる気が問われる
公文だけでなくて、何でも本人のやる気が問われますが、自己学習を主体としている公文は、本人のやる気が顕著に問われます。
公文さんが自分の子に合うように教材を作ったように、公文の先生が臨機応変にビシバシ教育してくれれば良いですが、私が通っていた先生はプリントさえやっていればOKな先生。
当時カードリーダーを通して英語を聞いてリピートする、と言う行為をサボりまくっていた私に苦言を呈しつつも放置でした。ええ私が悪いんですけどね。
今はペンが喋ってくれるようですが、「聞いてリピートする」方法は同じだと思います。結局、本人のやる気がなければ勉強って身につかないんです。ええ。
公文の先生をやってみて思うこと
仕事場で公文を導入しているので、添削できるように公文の講習を受けたことがあります。たまに公文の添削をするのですが私がよくみるのは幼稚園児と小学低学年です。
反復学習が公文の算数の基本
公文は、反復学習が基本です。算数だと同じような問題をひたすら解いていきます。
1枚のプリントの最初は簡単、最後は少し難しくなっています。プリントが進むごとにも簡単→徐々に難しくなっていきます。
もしかすると、同じような問題を時続けることに飽きてくるお子さんもいるかもしれません。
公文の英語は、英会話ではない
「人と対面で英語を話すのに慣れさせたい。」と言う人には、公文の英語は向きません。英会話を子どもに学習させたい方は、英会話教室がおすすめです。
私は公文の英語は添削していないので現状の詳細はわかりませんが、タッチペンでリスニングと発音を習得できたとしても、会話は公文では教えてくれないと思われるからです。(先生とネイティブ発音で会話はできないはず。先生によるけど。)
すごく個人的な意見を述べると、英語は小さいうちは英会話の方がおすすめです。普通言語って文字からじゃなくて、聞いて人との会話をして覚えていくと思うからです。
私みたいに中学生で学校の英語がついてけない子にはおすすめかもしれません。
公文の国語は基礎固めにおすすめ
公文の国語は、幼稚園児でひらがな・カタカナを書けるようになりたいとか、あまり本を読むのが好きではないお子さまにおすすめだと思います。
すごーく正直な意見を言えば、小学校でひらがな・カタカナは覚えるので未就園児が書けるようになっている必要性はあるのかないのか。(親のプライドの問題?)
小学生になっても書けないと焦ってから公文に入れても良さそうな気もしますが、公文の国語は強制的に日本語を読む訓練になるので、本嫌いなお子さまの読解力を上げるためには効果はありそうです。
学校の勉強もしっかり行う必要がある
学校で勉強する分野の中では、公文にはない分野もある?っぽいです。
公文は日本の学習要領を網羅しているわけではないので、学校で習わない部分があっても当然です。
当然ですが、公文の独自教材なので、中学受験には向いてません。中学受験を目指す場合は、対応する塾へ行く必要があります。
公文についてのまとめ
(学習を積み上げていくイメージの公文)
大元が高校の数学の先生が作り出した教材ですからね。算数、計算においては定評があります。
私の同級生で、公文をずっとやっていて理系進学高校に進んだ友達がいました。公文の算数、数学をしっかりやっていれば数字に強くなるかもしれません。
ただし、公文を昔やっていて、今特殊な環境で公文の添削をしたりすることもある自分としては、公文は教科ごとにメリットデメリットがあるなーと思います。
何を自分の子に身につけさせたいのか、自分の子がどのレベルなのかによって公文がおすすめなのか、別の教材や塾がおすすめかが変わってきます。
あとは公文の先生がどういう指導をしているかにも左右されます。公文って結構いろんなところにあるので、公文を検討している場合、通える範囲の全部の公文教室に体験に行くのがおすすめです。
教室によっても開講曜日が異なるので、他の習い事とブッキングしないところや開講曜日が多い教室が嬉しいですね。